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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
医院は通常通り診療を行っておりますが、私はお盆休みをいただきまして実家の函館に帰省させていただいております。
みなさんはお墓参り行かれたでしょうか?
お盆休みなどない!というお忙しい方もいらっしゃることでしょう。
お子さん方は夏休みですから、どこかご一緒にお出かけされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
台風直撃、とまでいかなくとも、残念ながらお天気は崩れ気味で気温も低く、北海道の夏はもうすでに終わりが見えそうな気配です。
雨に濡れたまま冷えると、お身体に障ります。
夏風邪など引かないよう気を付けてくださいね。
さてさて、今回のテーマは『治療中断がよくない理由』です。
前回は、歯が抜けた状態でそのままにするとどうなるか、というお話でしたが、それも含めて治療中断がどういう影響をおよぼすのかお話ししたいと思います。
まず、「治療の中断」というのは、最も避けていただきたいことです!
それはなぜか?
「あなた自身にとって、大きな不利益となるから」です。
治療の途中ですから、そもそも治っていませんし、治らない状態で放置しておくと、そこから新たな不具合が生じる危険性が高まります。
場合によっては、最初に受診したときよりも、お口全体の健康が損なわれることになる可能性があります。
一生涯、ご自身の歯で過ごすことができるよう、ぜひ治療は最後までお受けください。
もちろん、事情があって通院が困難になることもあると思います。
もっと単純に、「長く通い続けて疲れてしまった!少しお休みしたい…」ということもあるでしょう。
そういった場合は、ぜひご相談ください。
治療には、中断が可能な段階もありますので、比較的悪影響の少ない状態で中断のご相談に応じることができる場合もあります。
歯科治療には、「治療を中断したくなるタイミング」や、「治療を中断することで悪影響が大きく出るタイミング」があります。
いくつか代表的なものをご紹介します。
「治療を中断したくなるタイミング」
1.応急処置で「痛み」が消えたとき
痛みが激しいときは、まずはその痛みを鎮める処置(対症療法)を行います。
痛みが消えてから本格的に原因を取り除く治療が始まりますので。中断するとまた同じような状態に戻ってしまったり、より治療が難しい状態に進行してしまいます。
2.仮歯を入れたとき
仮歯を入れると、見た目も咬み心地もある程度元の状態に近くまで回復するので、日常的に不自由しなくなります。
「これで十分でしょ!」と思いがちですが、仮歯はあくまでも仮歯、仮止めしてあるだけの弱い歯です。
仮止めは簡単にはがれてしまいますし、仮歯自体の材質も一時的な使用を想定しているので汚れがつきやすく壊れやすいため、
治療中断後に再度治療を開始したときには、最初以上に悪い状態になっていることが多いです。
「治療を中断することで悪影響が大きく出るタイミング」
1.かぶせものの型をとり終わったとき
作ったかぶせものはなるべく早く入れてしまわないと、お口の中の状態が変化して合わなくなります。
かぶせものが出来上がってくるまで少し日数をいただきますが、ぜひここを我慢していらっしゃってください。
期間が空いて合わなくなると、もう一度型どりが必要になることもあります。
変化が大きい場合は、さらに歯を削らなければならないこともあります。
2.歯の根の治療途中
歯の根の治療は、根の中の細い通り道に増殖した細菌を取り除く繊細な処置であるため、それだけで何度か回数がかかってしまいます。
一旦中断してしまうと、再感染や炎症の悪化、むし歯の進行などを引き起こし、結果的に歯を残すこと自体ができなくなる可能性があります。
………
治療を中断して放置していたら痛みが出てきて、診せていただくともうその歯は残すことができない…
なんてことになりかねません。
歯がなくなると、さらにその前後の歯を削って、前後の歯の寿命まで短くなって、結局治療期間も時間も費用も、何倍にも膨らんでしまう。
治療中断は、あなたにとって不利益しかないのです!
ぜひ続けていらしてください。