札幌市西区平和にある歯科・歯医者 平和歯科クリニック
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2017.09.11
マウスピース矯正って?

みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。

 

昨日は札幌市北区にある札幌サンプラザにて行われたセミナーに参加してきました。

セミナー内容は、AsoAligner(アソアライナー)というマウスピース矯正に関するものです。

 

ということで、本日のテーマは『マウスピース矯正って?』です。

 

”矯正治療”と聞くと、みなさんどんなイメージを抱かれるでしょうか?

”ワイヤーの装置をつける” ”お金がかかる” ”期間がかかる” ”痛い”

などなど…

あまりいいイメージはありませんよね。

 

ワイヤーの装置をつけた矯正治療は現在でも矯正治療法のメインであり、

長い歴史と、先人達が積み重ねてきた実績があります。

 

しかし、ここ20年ほどの間に、矯正治療法の一つとして”マウスピース矯正”なるものが開発されました。

「マウスピースを一定期間つけ続けるだけで矯正ができる」というものです。

 

メリットとして以下のようなものが挙げられます。

 

1.見た目にほとんどわからない

実は、当院受付にも現在マウスピース矯正をしているスタッフがいます!

受付業務ですので、すべての患者さんと顔を合わせ、お話しをするわけですが、

マウスピースをつけていることに気づかれた方いらっしゃいますでしょうか?

おそらく、いらっしゃらないのではないかと思います。

そのくらい、見た目にはまずわかりません。

 

2.違和感が少ない

歯にピッタリフィットしているため、違和感が少なく、

例えばワイヤー装置のように唇が持ち上がってしまって口の中が乾燥したり、

飛び出た装置やワイヤーが引っかかって唇が傷つく、といったことがありません。

また、人前で話す職業の方でも、慣れればほぼ違和感なく発音できます

 

3.痛みがほとんどない

つけてすぐは多少の締め付け感はありますが、ほどなくなくなります。

痛くて食事がとりづらいといったようなことはありません。

 

4.自由に取り外しができる

ご自身の好きなタイミングで取り外すことができます。

お食事や歯磨きの際はもちろん、スピーチなど違和感が気になるような大事な場面では、

取り外しておくことができます。

 

5.むし歯治療などと併行して行うことができる

ワイヤー装置がついていると、むし歯治療のたびに外して付け替えなければならないこともあります。

マウスピース矯正は自由に取り外しができるので、むし歯治療のときのみ外しておけば問題ありません。

また、AsoAlignerでは約1ヵ月おきにその時の状態に合わせて型どりを行って装置をオーダーするため、

むし歯治療で歯の形が変わった場合もそのまま治療を続けることができます。

 

6.矯正治療終了後の歯の表面がきれい

これは少しわかりづらい話かもしれませんが、ワイヤー装置をつける矯正治療の場合、

装置を歯の表面につけるために表面処理を行う必要があります。

また、装置がついている周辺はむし歯になりやすくなります。

「歯並びはキレイになったけど、なんだか見た目はあまりキレイじゃないな…」

というケースもあり、結局表面を削ってつめものやかぶせものをする場合もあります。

マウスピース矯正は、表面の処理は必要ありませんし、取り外して歯磨きができますので、

矯正治療終了後も歯はキレイなままの状態を保っていることができます。

 

7.予想外の動きがない

例えば、ワイヤー装置をつけた矯正治療は、

全体的な歯の動きを見ながら装置にかかる力の大きさや向きなどを考慮し、

適宜装置の調整を行って理想的な位置まで歯を移動させます。

そのためには専門的な知識と診断能力、緻密な計算や経験が必要であり、非常に高度な技術が要求されます。

しかし、それゆえに「装置が外れたけれど、体調不良で調整に行けず、しばらく期間があいてしまった…」など

予想外の事態が起こったとき、その期間中の歯の移動を修正するのにすごく時間がかかってしまう…

といったことも起こり得るようです。

マウスピース矯正は、劇的な変化がないために、そういったエラーも起こることがありません。

 

8.やめたいタイミングでやめることができる

マウスピース矯正も、矯正治療開始前に必ずゴール(治療終了時の理想的位置)の設定を行います。

しかし、AsoAlignerによるマウスピース矯正では、約1ヵ月おきに型どりを行って、

次のステップへ進むため、最初に設定したゴールの前に、患者さんご自身の希望が叶えらえ、

「もうこれでおしまいにしたい」というご要望があれば、そこで終了することも可能です。

 

9.AsoAlignerは治療期間が平均1年ほど

症例により異なりますが、平均で1年ほどで並んできます。

その後の後戻り(歯が元の位置に戻ってきてしまうこと)を防ぐために、

並び終わった位置をキープするための装置をつける期間はさらに必要になりますが、

型どりをして新たに装置を作って…という期間は、

一般的な矯正治療期間のイメージよりもかなり短いのではないでしょうか。

 

 

上記に考えられるメリットをつらつらと並べましたが、

細かいシチュエーションを考えるともっとありそうですね。

 

ただし、どんな物事にも、メリットとデメリットは表裏一体。

 

マウスピース矯正のデメリットは何か?

それは、

”そもそもマウスピースでは矯正できないケースがある”

ということです。

 

・歯を大きく移動させなければならない

・歯が大きく捻じれている

・顎の骨の形や大きさが関係している

・奥歯のかみ合わせを大きく改善しなければならない

 

などなど、大きな移動が必要だったり、機能的な問題を解決しなければならない場合は、

マウスピース矯正ではなく、ワイヤー装置をつけた矯正でなければなりません。

 

 

メリットしかない、万能の治療!

とは行きませんが、患者さんの負担を大きく軽減する可能性がある、非常に画期的な治療方法です。

 

世界的にも、マウスピース矯正は急速に進化・浸透しており、ワイヤー装置をつけた従来の矯正に

置き換わっていく部分も多くなっているようです。

 

アメリカでは、矯正治療は広く一般的で、日本のように”特に気になる人の一部が行う治療”ではないようです。

歯並びのちょっとした悩みを解決することで、生活の質を大きく向上することができるかもしれません。

 

当院受付の治療例もどこかでご紹介したいと思います。

気になる方は、気軽にご相談ください!

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