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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
本日のテーマは『治療後におきる歯の神経の痛み』です。
歯の治療後には、痛みを伴うこともままあります。
例えば、わかりやすい例が抜歯ですね。
感染源を取り除いているわけではありますが、
身体にとっては傷を新たに作っていることになりますので、
一時的に痛みが出ます。
同様に、歯の治療では、病的でなくとも一時的に痛みが出る可能性があります。
病的要因でなければ、治療刺激による痛みは身体の正常な反応のひとつですので、
過度な心配は必要ありません。
歯の治療後の一時的な痛みにも、様々に場合分けがされますが、
今回は、
”神経が残っている歯のむし歯をとったあと、しみる症状が出た”
場合についてご説明してみます。
神経が残っている歯のむし歯をとって、
型どりやつめものをしたあと、
「治療したはずなのに歯がしみるんですが、大丈夫?」
というお問い合わせをいただくことがあります。
あまりに痛みが強い場合や、
神経が刺激を受けすぎている場合は、
神経をとってしまわなければならないこともありますが、
基本的には、しばらくするとしみる感じは自然とおさまってきます。
◆痛みが起きるのはなぜ?
・治療前より刺激が神経に伝わりやすい状況になるため
むし歯の治療は、むし歯を削ってすべて取り切るのが現在も主流です。
削った分だけ神経に近くなりますので、
外からの刺激が内部の神経に伝わりやすい状態になっています。
・修復材料の金属が刺激を伝えやすいため
金属は、特に熱刺激をよく伝えます。
神経に近くなった上に、熱を伝えやすい材料で修復すると、
刺激はさらに伝わりやすくなります。
◆じゃあ、自然に治るのはなぜ?
・歯は、神経(歯髄)を刺激から守ろうとして、
神経を取り巻いている象牙質を新たに作ります。
これを「第二象牙質」「二次象牙質」と呼びます。
この新しく作られる象牙質によって、
刺激が伝わりにくくなり、
痛みやしみる症状は徐々に落ち着いていきます。
厳密に言えば、神経との距離の問題だけでなく、
内部の構造的な変化が起こっていると言われていますが、
今回は割愛します。
おおよそこんなイメージだと思っていただければと思います。
外から見ると、歯はまったくの無機物に見えますが、
神経がある歯は”生きている”んですね。
むし歯は神経まで進んでしまう前に早めに治しましょう!