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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
本日のテーマは『歯周病治療の流れ』についてです。
歯周病の治療は、簡単に言ってしまえば、
「歯ブラシによる歯垢の除去」 と 「専用の器具による歯石の除去」
です。
みなさんからも、「歯石をとって欲しい」というご要望を承ることが多いです。
しかし、単純に歯石をとるだけでは歯周病は治りません。
ご自身の歯ブラシを頑張っていただかなければ、歯周病は治癒しないのです。
歯周病の治療として、なぜ歯石をとるのか?
それは、歯石のザラザラが歯垢を歯につきやすくし、
かつ、歯石の下に入り込んだ歯垢は歯ブラシで取り除くことができなくなるからです。
歯垢が唾液中のカルシウムやリンで固められ、
がっちりした歯石になると、
ご自身の歯ブラシで落とすことはできません。
そのため、歯石を除去するには歯科医院で専用の器具を使用する必要があります。
歯石を除去して、歯垢を取り除けるようにしておかないと、
常に細菌のかたまりが存在することで、炎症を起こし続けることになってしまいます。
歯周病が軽度であれば、歯の周りについた歯石を取り除くだけで、
歯ブラシは届くようになります。
問題は、歯周病が既に進行して、深い歯周ポケットができている場合です。
この場合、歯周ポケット深部の、表に見えない部分の歯石を取り除かねばならず、
また、歯の根の形もでこぼこしていたり、曲がっていたりするため、
ササっと取り除くことはできません。
このため、進行してしまった歯周病を治療するには、
時間と回数が必然的にかかってしまいます。
上でもお話ししたように、歯周病治療に一番大事なことは、
「ご自身の歯ブラシ」です。
例えば、1ヵ月に1回メンテナンスで来院していただくとします。
歯周病メンテナンスのプロである歯科衛生士が、
いくつかの器具を使い分けて、
歯石、歯垢すべてきれいにします。
「これですっきり!」
「毎月通ってきれいにしてるんだから、歯周病にはならないだろう!」
「では、また1か月後にお会いしましょう。」
…
仮に、歯ブラシが上手にできていなかった場合、
歯ブラシが当たっていない部分は、次にお会いするまでの1ヵ月間、どうなっているのでしょうか?
歯垢がつきっぱなしになると、歯ぐきは1週間もしないうちに炎症を起こし始めます!
試しに歯ブラシをまったくせず1週間過ごしてみると、
歯ぐきがうずくような感じや、違和感を実感していただけるかもしれません。
※もちろんおすすめしません。
定期的にメンテナンスにいらっしゃっていただくとしても、
日ごろご自身での歯ブラシは非常に重要になってきます。
患者さんそれぞれのお口に合った歯ブラシの選び方や当て方などについてもご相談できますので、
お気軽にお声がけください。