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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
平和歯科クリニックは昨日から本日にかけて、
ニセコにて一泊の合宿研修を行ないました。
研修は、10月の平和歯科クリニック移転に向けて、
みなさんへより適切な歯科治療と情報提供を行なうために、
歯科医師、スタッフを含め、院内全体のチームワークを高めることを
目的として行なわれました。
各々の考えを発表してもらい共有することで、
普段はなかなか気づけない、院内各所における細かい改善点について
問題提起・解決を進めたことで、
小さなもやもやをスッキリした状態で、明日からの診療に臨むことができそうです。
さて、本日のテーマは『親知らずの抜歯を考える』です。
親知らず(智歯ちし)とは、永久歯(基本、上下で28本)が生えそろった後で、
一番奥に生える第3大臼歯のことです。
お口の中に親知らずが生え出てくるスペースがないとき、
その親知らずが原因で周囲の歯や歯肉が炎症を起こすことがあります。
炎症が悪化した場合は、お口全体の健康を守るために、
抜歯した方がよい場合があります。
◆ 親知らずの抜歯をおすすめするとき
・埋伏智歯
歯は支えがないと前や上に伸びていこうとします。
歯肉に埋まった親知らず(特に横向き)が、
前方の第2大臼歯に不適切な向きにぶつかってしまうと、
第2大臼歯の歯根を吸収したり、
ぶつかったところからむし歯が広がったりします。
このような場合、第2大臼歯への悪影響を未然に防ぐために、
抜歯をおすすめすることがあります。
・智歯周囲炎
歯は、生えてくる途中は歯肉がかぶさっており、
どうしても歯ブラシが届かないところが出てきやすいため、
お手入れ不足でむし歯や歯肉に炎症を起こします。
特に親知らずの場合は、上記にもありましたように、
生えてくる向きの関係でそもそも完全に生えてこられないことも多く、
また、一番奥に生えるので磨きにくい上に、
周囲の組織は炎症が広がりやすい構造をしています。
(周囲に組織の空隙があるために、炎症が波及していきやすい)
そのため、感染が起きると、
頬や顎の腫れ・のどの痛み・筋肉の炎症・発熱といった症状(智歯周囲炎)が、
強く起きることがあります。
このような場合、まずは強い炎症症状を服薬などでしずめますが、
根本的な原因解決のためには、抜歯しなければなりません。
炎症が起きたら、早めの受診をおすすめします。
< 抜歯しない場合は、将来を考えて保存!? >
親知らずは上下でしっかり咬み合っていないことも多い歯ですが、
将来的に義歯(入れ歯)の支えや、移植歯として使うことができる可能性があります。
感染を起こして症状が出てくる可能性が高い場合は、
上記のように予防的に抜歯をおすすめすることもありますが、
問題なくケアできる場合に関しては、
しっかりケアをして悪くならないように保つことで、
敢えて抜歯せずとっておくことが可能となります。
親知らずも、できれば大切にお手入れをしておきましょう!