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みなさん、こんにちは。
平和歯科クリニック歯科医師の伊藤です。
本日当院はお休みでしたので、セミナーに参加してきました。
「マイクロスコープ」という、お口の中の細かい部分を見ることができる「顕微鏡」
についてのセミナーでした。とてもわかりやすく、充実した内容でしたので
非常に有意義なセミナーでした。
明日からの診療に生かしていきたいと思います!
また、大学の後輩に会ったり、他の医院の先生方ともお話することができて良かったです。
セミナーの実習風景です。とても細かい部分まで見えるので、
当院にあるマイクロスコープも毎日活躍しています。
セミナーでは歯の模型を使用し、むし歯治療や根の消毒の実習を行いました。
さて、本題に入ります。本日のテーマは『口臭』についてお話したいと思います。
口臭って、気になることがあるなぁ・・・
さて、どのように治療するのでしょうか?
むし歯や歯周病とは違って、これをやればいい!というのがいまいち
ピンと来ない分野なのかなと思います。
まず口臭には大きく分けて3種類あります。
① 生理的口臭:口臭のおよそ70%がこれです。
原因1 口腔内の細菌:臭いのもととなる成分を産出します
原因2 唾液分泌量の減少:起床時(寝ている間に分泌量が減ります)
緊張時、空腹時
原因3 ホルモンの分泌量の変化:生理時、妊娠時、更年期 など
② 病的口臭:慢性的な病気が原因の口臭です
原因1:進行したむし歯や歯周病
原因2:口呼吸
原因3:喉の炎症、胃腸や糖尿病などの内科的疾患
③ 外因的口臭:体の外にあるものが原因のものです
原因1:臭いの強いものの飲食をする(ニンニクなど)
原因2:喫煙や飲酒
色々な原因が口臭につながっているということがわかりますよね!
現代の日本人は男女とも口臭を気にする人が増え、口臭予防のケア商品が売れています。
とはいえ、こうしたお口のケアグッズは一時的に口臭を消すことはできますが、
口臭の原因をなくせるわけではありません。
口臭治療では、まず原因を突き止め、その原因を解決することが大切です。
また、口臭の原因がわかれば予防するためのケアも効果的に行うことができます。
< 口臭の治療 >
① むし歯や歯周病の治療
むし歯や歯周病にかかりやすい方は、細菌が繁殖しやすく口臭も発生しやすくなります。
むし歯や歯周病があるようでしたら、しっかり治療しておきましょう。
また、正しいホームケアの指導を受けて、日ごろから予防するようにしましょう。
② 全身疾患の治療
全身疾患のある方は、病気や飲んでいるお薬が原因で唾液の分泌量が抑えられてしまいます。
自覚がなくとも唾液が不足していることもありますので、担当の歯科医師に相談しましょう。
人工唾液やこまめな水分補給で、唾液分泌の低下を補うこともできます。
③ 歯科定期健診に通う
下の図表は、加齢とお口の中の環境の変化を調べたものです。
ストレスが増す30代後半から唾液の分泌量が減り、唾液が不足して
お口の中がねばつき、プラークが溜まりやすくなっています。
プラークが溜まる・・・ということは、口臭の原因となる成分も増えてきます。
自分だけでは磨き残しができやすいので定期的に専門家によるチェックとケアを受けて、
お口の健康を保つようにしましょう。
④ その他
臭いの強い食品は避け、食後の歯磨きや緑茶、牛乳を飲むといった工夫で
臭いの発生を防ぐことができます。
またレモンや梅干などは唾液の分泌量を高め、自浄作用を促します。
このような治療を行っても改善しない方は、大学病院などに専門の先生がいらっしゃるので
そちらを受診することも可能です。
口臭にも色々な種類・原因があります。
まずは一人で悩まず、お気軽にわたしたちにご相談ください。