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みなさん、こんにちは!
平和歯科クリニック歯科医師の伊藤です。
早いもので2020年も1ヶ月経ちました。
風邪など引いていませんか?わたしは毎日元気です!
さて、前回の続きですが「6歳臼歯」についてのお話をしていきます。
最初にはえてくる永久歯である「6歳臼歯」は、かなり重要な役割があるのです。
それは・・・
永久歯の歯並びとかみ合わせを決める「軸」となる!!!
という役割があります。
この歯が正しい位置に生えていないと、他の永久歯の生える位置に影響し、歯並びやかみ合わせが悪くなります。
上の図は、6歳臼歯が本来の位置から前方に生えた永久歯列です。
後から生えた永久歯の場所が狭く歯並びが悪くなっています。
このように、6歳臼歯がはえた位置を基準にして他の永久歯の位置が決まります。
6歳臼歯にかかわらず、お子さんにこのような状態がある場合は
わたしたちにぜひ相談していただければと思います。
< こんな時は要注意 >
① 乳歯が抜けないうちに永久歯が変なところからはえてきた
本来適切な時期に乳歯が抜け、その位置に永久歯がはえてくるのですが
まれに乳歯が抜ける前に永久歯が出てきてしまうことがあります(この原因はいろいろ考えられます)
最近の子は顎の骨が小さくなってきている傾向もあるため、
本来はえてきてほしい位置よりも外側もしくは内側からはえてきてしまう・・・
なんてこともあります(この場合も乳歯が抜けずに残ってしまうことも)。
それを放置してしまうと歯列不正などの原因となってしまうため、
わたしたちが抜いてあげなければならない場合が多いです。
② 乳歯がむし歯などで早期に失われてしまった
むし歯で乳歯が残せなかったり、ぶつけて歯がなくなってしまった場合など、
本来の交換時期よりも早く乳歯がなくなってしまうこと(早期喪失)で
そのスペースにほかの歯が寄ってきてしまい、歯列不正となってしまう場合があります。
その場合は乳歯がなくなってしまった時期にもよりますが、
小児用の入れ歯などでそのスペースを守ってあげる必要があります(様子をみることもあります)。
③ 歯がなかなかはえてこない
歯がはえてくる時期というのは個人差が大きいです。
周りの子は抜け初めているのに、うちの子は抜けていないな・・・うちの子、大丈夫かしら?
と、心配して来院される方もいらっしゃいます。
単に成長がゆっくりなお子さんは様子をみることがほとんどです。
※まれに他の歯に引っかかっていて引っ張ってあげたりと、補助的な治療が必要な場合もあります
しかし、気を付けたいのは 元々乳歯や永久歯がない場合がある ということです。
先天的に歯の数が少ない(「先天欠如(せんてんけつじょ)」といいます)子もちらほらいます。
※先天欠如のお話は長くなってしまうので、また違う時に詳しくお話したいと思います
お子さんがいらしてレントゲン写真を撮らせていただける場合は、
歯の数に異常(歯の数が多いこともあるのです)がないかどうかを確認するようにしています。
当院では小児歯科の専門医が定期的に来てくれているので、
一緒に確認していただくようにしています。
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お子さんにこのような状態がみられる場合は、注意が必要です。
お口の中の小さなサインに気づかず数年たってしまい、歯並びが悪くなってしまった・・・
なんてことになってしまう前に、
ささいなことでも構いませんので、気づいたことがありましたら
お気軽に当院スタッフへご相談していただけたらと思います!