札幌市西区平和にある歯科・歯医者 平和歯科クリニック
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2017.11.26
骨粗しょう症と歯科疾患

みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。

 

本日のテーマは『骨粗しょう症と歯科疾患』です。

 

◆ 骨粗しょう症とは?

 

骨粗しょう症は、骨を作る作用と溶けて失われる作用とのバランスが崩れ、

骨の密度が粗くなる病気です。

 

骨の密度は加齢によって低下し、特に閉経後の女性では

女性ホルモンの減少により症状が急速に進行します。

 

およそ1000万人以上いるとされる患者さんですが、男女比は2:8で女性が圧倒的です。

 

 

 

 

◆ 骨粗しょう症と歯周病

 

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると

全身の骨密度が低下し、顎の骨の密度も低下します。

 

また、エストロゲンの減少は、

歯周ポケットの中の免疫反応や炎症を起こす成分を過剰にし、

歯肉の炎症を悪化させることも分かってきています。

 

閉経を迎えたら、骨粗しょう症や歯周病の悪化に気をつけましょう。

 

 

 

 

◆ 骨粗しょう症と口腔内の外科処置

 

骨粗しょう症のお薬を処方されると、

歯科治療を受けるときは骨粗しょう症のお薬を使用していることを伝えてください。

と言われることがあります。

 

これは、骨粗しょう症の治療薬を服用、または注射していることによって、

歯科治療後に副作用が現れることがあるからです。

 

歯を抜いたり、顎の骨を削ったりなど、

口腔内の外科処置を行ったあと、

正常に治癒せずに周囲の顎の骨が腐ってしまう(顎骨壊死)というものです。

 

以前は、骨粗しょう症のお薬を一定期間以上使用している場合で、

抜歯などの外科処置が必要な場合は、

骨粗しょう症のお薬の使用を一旦ストップして、

顎の骨が腐ってしまうリスクを下げてから、

抜歯を行う、ということが推奨されていました。

 

しかし、骨粗しょう症のお薬を使用していたとしても、

顎の骨が腐ってしまうリスクは0.1%以下という報告があり、

近年では、口腔外科学会から、

骨粗しょう症薬を中断することによるリスク(骨折など)を考慮すると

中断せずに歯科治療を行うことを検討した方が良い

とする見解もあります。

 

いずれにせよ、骨粗しょう症のお薬を服用されている場合は、

歯科医師またはスタッフにお伝えいただき、

ご相談をさせていただきたいと思います。

 

 

※ 骨粗しょう症のお薬を使用している場合、外科処置を行わなくとも、

歯周病が著しく進んだりすることで顎の骨が感染を起こしてしまうと、

顎の骨が腐るリスクがあります。

 

口腔内の外科処置をするかしないかに関わらず、

歯周病治療・むし歯治療を受けた後も、継続的に歯科健診を受け、

お口の中の健康を保つことを強くおすすめします!

 

 

 

 

 

 

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