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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
本日のテーマは『8020(ハチマルニーマル)運動』です。
◆自分の歯で一生を元気に過ごしましょう!
食べ物を噛むとき、歯には驚くほど大きな力がかかっています。
奥歯が1本なくなると、噛む力は6割ほどになり、
14本になるとご飯やはんぺんなど軟らかいものまで噛めなくなると報告されています。
食べることがうまくできない状態は、
体力の低下を招き、大きな病気へつながっていきます。
歯は、元気に生きるために欠かせない大切なものなのです。
◆元気に暮らすためにも「80歳で20本」
高齢になるほど、また生活の介助が必要な方ほど、
歯とお口の健康を維持するための手助けが必要になります。
具体的には、
「歯磨きなどのお口の清掃」
と
「食べて飲み込む動作のトレーニング」
などのお口のケアです。
歯の数が20本あれば、大抵のモノは食べることができて、
元気に過ごすことができると言われています。
厚生労働省を中心に、
お口の健康を維持するために、
「80歳で20本以上の歯を残す」運動(8020(ハチマルニーマル)運動)が
推進されています。
「ハチマルニーマル」の名前は、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
「8020」達成者の割合の推移
厚生労働省は6年ごとに日本人のお口の健康状態を調査しています。
上の図は、この調査をもとに75歳以上を対象に、
自分の歯を20本以上保有している方の割合を示したものです。
高齢社会を迎え、健康への関心が高まり、8020達成者が増えています。
お口のケアをしっかりおこない、歯を失うことなく一生を過ごしましょう!