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みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の似鳥(にとり)です。
本日のテーマは『ドライソケット』です。
ドライソケットとは、
抜歯などの骨の面が露出する外科処置を行った後、
出血量が少なすぎたり、できかけの血餅がとれてしまった場合に
なかなか傷口表面の治癒が進まず、
骨の面が炎症を起こし、長期に露出してしまう状態です。
< ドライソケットが起きる仕組み >
私たちの身体は、外傷を受けると出血します。
その血が固まってかさぶたになり、
患部を覆って治癒していきます。
抜歯の際も、抜歯してできた穴に血がたまって、
「血餅(けっぺい)」というゼリー状の塊となり、
外部からの刺激や、細菌の侵入から露出した骨を守ります。
やがて傷口の穴は自然にふさがって治っていきます。
「ドライソケット」は抜歯後2~5%の確率で起こる偶発症で、
一度なってしまうと強い痛みを伴い、
治るまで2~3週間かかってしまいます。
特に骨の面が露出する範囲が大きいと起こりやすいため、
下に埋まっている親知らずを掘り起こして抜歯した場合に認められることが多いです。
「ドライソケット」を治す特効薬は、残念ながらありません。
2~3日に1度いらしていただき、
穴になった部分をよく洗浄し、お薬をつめて傷を保護します。
痛みが辛い間は、痛み止めを飲んでいただきます。
抜歯後の注意事項にもありますが、
抜歯当日は頻繁にうがいをすることは控えてください。
うがいのし過ぎはドライソケットの原因のひとつです。
まずは傷が落ち着くまで安静にしていてください。
残念ながら、処置中や抜歯後のうがいなどをいくら気をつけていても、
「ドライソケット」になってしまうことがあります。
時間はかかりますが、必ず治癒しますので、
何度か通院していただければと思います。
「ドライソケット」になってしまった患者さまは、
みなさん大変辛そうで、
我々もどうにかして差し上げたい思いでいっぱいなのですが、
あまり積極的にできることはなく、もどかしい気持ちになります…
痛み止めのお薬をお出ししたり、
お話しをお聞きすることはできますので、
不安なことなどありましたら、遠慮なくお声がけいただければと思います。