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みなさん、こんにちは!平和歯科クリニック歯科医師の伊藤です。
今回からこちらの『歯の豆知識』は私が担当いたします。少しでもみなさんの生活に役立つ情報をお届けしたいと思っています!
精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします!
さて、今回は 『唾液のはたらき』 についてご紹介しようと思います。
唾液は消化を助ける作用がありますが、それに加えて主に3つのはたらきがあります。
< 唾液のはたらき >
①清浄、殺菌・抗菌
②お口の中を中性にする
③再石灰化
1つずつ解説していきます。
①清浄、殺菌・抗菌
唾液がお口の中に絶えず存在することで、食べかすなどを洗い流してくれています。
また、お口の中の乾燥を防ぎ、嚥下(えんげ)を円滑にするという働きもあります。
個人差はありますが、成人で1日に1~1.5L出ているそうですよ。わたしはこれを知った時、『唾液って、意外と出てるんだな・・・』て思いました。
唾液の中には抗菌成分も含まれているので、粘膜からの細菌感染を防いでくれています。
②お口の中を中性にする
飲食をすると、お口の中は酸性になります(※甘いものじゃなくても起こります)
これは、虫歯の原因菌(主にミュータンス菌)が食べ物に含まれる糖や炭水化物を使って酸を出すためです。
酸性になるということは・・・そうです、歯が溶ける(脱灰する)環境になってしまうということです。
乳歯(こどもの歯)は永久歯(大人の歯)よりも脱灰しやすいなどの特徴がありますが、これはまた別の機会にお話ししますね。
お口の中が酸性になってしまった。そのままでは困りますよね・・・そこで唾液の出番です。
唾液は酸性になってしまったお口の中を中性に戻してくれます。
しかし、すぐには戻りません!
中性に戻るまではおよそ30分かかります。
だらだら食べたり間食が多いと脱灰する時間が長くなり、虫歯の危険が高くなるので注意しましょう!
③再石灰化
お口の中が酸性になって歯が溶けていくと・・・唾液はもう1つ良いことをしてくれます。
それは、溶けてしまった歯に、歯質の成分であるカルシウムやリンを補給し、歯を修復してくれます。
これが『再石灰化』作用です。唾液が多いと再石灰化は強く働きます。唾液が多いと良いことたくさんですね。
いかがでしょうか?唾液って、意外といろいろなことをしてくれているんだなって思いますよね。
以上、簡単ではありますが『唾液のはたらき』についてでした!
今週からまた一段と寒くなるそうなので、みなさん風邪をひかないようお気をつけください!