札幌市西区平和にある歯科・歯医者 平和歯科クリニック
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2019.05.24
うがいだけじゃダメ!歯磨きが大切なワケ

みなさん、こんにちは。平和歯科クリニック歯科医師の伊藤です。

 

 

お天気もだんだん暖かくなってきましたね。

 

 

本日5月24日は、我らのリーダー、金澤院長のお誕生日でした!

 

 

 

ケーキ(これもすごかったです)とメッセージカードとプレゼントを渡して、院長も嬉しそうですね!

 

 

お祝いのお話や写真は、後日スタッフブログにて!

 

 

さて、歯の豆知識へと戻ります。

 

 

本日のテーマは「歯磨きがいかに大切か!!」についてです。

 

 

みなさんは、こんなこと考えたことありませんか?

 

 

『うがい薬で口の中をしっかり洗浄すれば、歯磨きしなくてもいいんじゃない?』

 

 

・・・そんなことはないのです!毎日の歯磨きはとっても重要なことです。

 

 

その理由は、お口の中の細菌たちが作り出す「バイオフィルム」というものと関係しています。

 

 

徐々に進行し、それでいて治りにくいタイプの感染症では、細菌が増殖するときにつくり出す

 

 

フィルム状のもの(バイオフィルム)が病気の発症やその後の進行と深く関係しています。

 

 

コンタクトレンズや人工関節など様々なところにバイオフィルムは見られます。

 

 

プラーク(歯垢)も実はバイオフィルムであり、むし歯・歯周病はバイオフィルムによる感染症です。

 

 

バイオフィルムの特徴は大きく分けて4つあります。

 

 

①細菌自身がつくり出している、粘着性の強いフィルム状の物質

 

②細菌をその中に包み込んで外敵をシャットアウトする

 

③水に溶けません

 

④バイオフィルムの中で細菌はさらに増殖する

 

 

このような特徴をもっているため、薬剤では細菌を退治することができないので、

 

 

物理的に最近を取り除く = 歯磨きをする

 

 

ことが大切になってきます。

 

 

 

< むし歯とバイオフィルム >

 

むし歯の原因菌は、砂糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり、

 

 

歯面にしっかり付着して次第に厚い膜(バイオフィルム)になります。

 

 

そして、むし歯菌はこの中で増殖しながら酸をつくります。

 

 

膜の内側は強い酸性になり、歯のエナメル質の脱灰(だっかい)が進みます

 

 

これが「むし歯」なのです。

 

 

< 歯周病とバイオフィルム >

 

 

歯面についたプラークは歯周ポケットを広げながら奥に入り込み、この中で空気を嫌う

 

 

歯周病細菌(嫌気性菌)が増殖し、強い毒素を出して周りの歯肉を攻撃します。

 

 

歯周ポケットの中のバイオフィルムは、セルフケアができないので歯の表面のものよりやっかいです。

 

 

 

 

ちなみに、バイオフィルムができるまでの時間はおよそ18時間です。

 

 

ということは、1日に最低1回は歯磨きをしないとバイオフィルムができてしまう危険性が高まる!ということです。

 

 

日中などはお仕事や学校などで歯磨きする時間がなくて、マウスウォッシュなどでゆすいで終わり、なんて時もあるかもしれません。

 

 

その日の夜は、しっかり歯磨きをしてお口の中をキレイにしてげてくださいね!

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